むちうちは本当に治らない?長引く痛みへの正しい対処法column-1

交通事故などで発生しやすい「むちうち」。首や肩の痛み、頭痛、めまいなどが続き、「なかなか治らない…」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。
守口市では、人口1,000人あたりの交通事故発生件数が2.62件と報告されており、大阪府内では13位全国では609位と多くの事案が発生しており、むちうちに悩む人も少なくありません。

この記事では、むちうちの症状・原因・病院での対応方法について詳しく解説します。
整骨院と病院の違いも踏まえ、むちうちの正しい対処法を知り、少しでも早く改善するための参考にしてください。

守口市でも多いむちうちとは?その症状と原因

守口市でも多いむちうちとは?その症状と原因

むちうちとは、正式には「頸椎捻挫(けいついねんざ)」や「外傷性頸部症候群」とも呼ばれるケガの一種です。主に交通事故やスポーツなどで首に急激な衝撃が加わることで発生します。
首や肩の痛みや違和感が現れることが多く、頭痛やめまいを伴うケースも少なくありません。また、手や腕のしびれ、さらには吐き気や倦怠感といった全身症状が出ることもあります。
事故直後は痛みを感じなくても、数日後に症状が現れることが多いのが特徴なので、違和感が出た場合は一度病院で診察を受けることをおすすめします。

むちうちはなぜ治りにくい?

「病院で治療を受けてもなかなか良くならない…」という声をよく聞きます。では、なぜむちうちは改善しにくいのでしょうか?
これは、自律神経の影響も大きく関わっているといわれています。
むちうちによるダメージは首だけでなく、自律神経にも影響を与えることがあり、それによってめまい・頭痛・不眠といった症状が長引くことがあるのです。
また、筋肉や靭帯が損傷している場合、レントゲンでは異常が見られないこともあります。そのため、見た目では回復しているように見えても、慢性的な痛みが続くケースも少なくありません。
さらに、むちうちの痛みをかばうことで無意識に姿勢が悪くなり、さらに症状が悪化することもあるでしょう。
とくに現代人は、スマートフォンの長時間使用やデスクワークの負担が回復を妨げる要因となることが多くなっています。

守口市内の病院でのむちうちの対応方法

安静と薬物の利用

初期の段階では、痛みを抑えるために鎮痛剤や筋弛緩剤が処方されます。これにより、炎症を抑えながら無理に動かさず安静にすることが治療のひとつです。急な動作を避け、症状が悪化しないように慎重に過ごしましょう。

物理的なケア

病院では、電気刺激や温熱を利用したケアも行われます。電気刺激を利用して筋肉の緊張を緩和したり、温熱によって血流を改善したりすることで、痛みの軽減と回復の促進が期待できるのです。
対応の進行に応じて、患者の状態に合わせた施術が行われます。

リハビリテーション

症状が落ち着いてきたら、軽いストレッチや運動療法を行い、首や肩の可動域を取り戻します。医師や理学療法士の指導のもと、無理のない範囲で進めていけばより早い回復が期待できるでしょう。
適切な運動を続けることで、筋力の回復を図り再発を防ぐ効果も期待されます。

守口市内の整骨院と病院の違いについて

守口市内の整骨院と病院の違いについて

むちうちの対応を受ける際に、病院と整骨院のどちらに行くべきか迷う方も多いでしょう。
病院ではレントゲンやMRIを用いた診断が可能で、鎮痛剤の処方やリハビリなど医学的な対応が受けられます。一方、整骨院では主に手技療法や電気刺激を通じて、筋肉や関節の調整を行うことが中心です。
むちうちの症状が強く、骨折の可能性がある場合は、まず病院を受診することをおすすめします。その後、医師の指示に従いながら、整骨院でのケアを併用していきましょう。

むちうちの後遺症を防ぐためにできること

むちうちが長引かないようにするためには、日常生活でのケアも大切です。
まずは、姿勢を意識しましょう。長時間のデスクワークやスマホの使用時は、首や肩に大きな負担をかけてしまいます。背筋を伸ばし、肩の力を抜くことを意識して症状の悪化を防いでください。
また、こまめなストレッチを取り入れることもおすすめです。ストレッチは血流が良くなり、筋肉のこわばりを防げます。特に、長時間同じ姿勢でいるときは、意識的に首を動かすようにすると良いでしょう。
さらに、ウォーキングや軽い体操など無理のない範囲で体を動かすことで、全身の血流が良くなり回復を促せます。

むちうちの正しい対処法:まとめ

むちうちは、早めに処置を受ければ改善が期待できるケガですが、放置すると後遺症が残る可能性があります。交通事故後などに痛みがなくても、数日後に症状が出ることがあるため、早めに病院を受診することが大切です。
また、日常生活の中でのケアも意識しましょう。姿勢を意識し、適度な運動やストレッチを取り入れることで、回復を早めることができます。